こんにちは、きなっこです。
看護師になって1年目に、初めて人の死を経験しました。
とても不思議で、悲しいという感情もわからないまま、先輩看護師は
死後の処置をしていました。
死後の処置とは、亡くなった患者さんのお体を拭いたり、綺麗な洋服や
着せたい洋服に着替えさせたりします。
そのほかにも、いろいろな処置があります。
さっきまで呼吸をし心臓が動いて、温かかったのに、
徐々に体温がなくなり、冷たくなります。
さっきまでそこにいた人がそこにはいなく、体だけが存在している、
そういう感じでした。
その時に思ったんです、
私たちは人間の体に宿り、死をもって
その肉体から離れ、別の次元にいくんじゃないかと。
病棟では、亡くなっていく患者様もいる病棟で、
亡くなり方は人それぞれでした。
最後まで食事をして亡くなった人、
眠るように亡くなる人、
家族の到着をまって静かになくなる人、
一人で亡くなっていく人。
「その人らしい亡くなり方だったね」
そう思うことがほとんどでした。
死=怖いというのは大半の人が思っていることじゃないでしょうか。
誰もが経験するはずのことなのに、誰も、知らないからこそ
恐れがある。
私も実際に死を感じる出来事があれば、まず恐れを感じます。
それは、一人で死を体験しなければならないからだとおもいます。
死後、どういう世界に行くのか、自分自身がどうなるか、
わからないことばかりですが、
決して悪いところではないはずです。
私の中の死後の世界は、空を飛び、きれいな景色を見て、行きたい所に行けて
穏やかに過ごせる場所と考えています。
あなたの死後の世界はどういうところだと思いますか。
考え方は人それぞれですが、
前もって考えていくことも大切なことだと思っています。
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